低用量ピルの費用:保険適用と自費処方の違い
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低用量ピルの費用:保険適用と自費処方の違い

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医師監修:金光 廣則 先生 最終更新:2026年4月

免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師の診断・治療の代わりとなるものではありません。ピルの服用を検討される方は、必ず医師にご相談ください。本記事は薬機法に基づき、特定の医薬品の効能効果を保証するものではありません。

はじめに

「ピルって月にいくらかかるの?」「保険が使えるって聞いたけど、どういう場合?」――費用に関する疑問は、ピルの服用を検討する際に必ず出てくるテーマです。

日本における低用量ピルの費用は、処方目的(避妊か治療か)によって大きく異なります。本記事では、自費処方と保険適用の違い、具体的な費用の目安、費用を抑えるコツをわかりやすく解説します。

→ 低用量ピルの基本情報については「低用量ピル完全ガイド」 をご覧ください。

自費処方(自由診療)と保険適用の違い

自費処方:避妊目的の場合

避妊を目的としたピルの処方は、日本の健康保険の適用外(自由診療)です。そのため、全額自己負担となります。

対象となるピル(OC:Oral Contraceptives): - マーベロン - ファボワール - トリキュラー - ラベルフィーユ - アンジュ - その他の低用量ピル

保険適用:治療目的の場合

月経困難症や子宮内膜症の治療を目的とした場合、保険適用で処方されるLEP製剤(Low dose Estrogen Progestin)があります。3割負担で処方を受けることができます。

保険適用のLEP製剤: - ルナベルLD / ルナベルULD(およびジェネリック:フリウェルLD / フリウェルULD) - ヤーズ - ヤーズフレックス - ジェミーナ - ドロエチ(ヤーズのジェネリック)

費用の目安

自費処方の場合(1ヶ月あたり)

項目 費用目安
ピル代(1シート) 約2,000〜3,000円
初診料 約1,000〜3,000円
再診料 約500〜1,500円
配送料(オンラインの場合) 約0〜500円

月額の目安:約2,500〜4,500円(再診時)(添付文書情報に基づく)

※ クリニックやオンラインサービスによって価格は異なります。

先発品 vs ジェネリック

ピル名 タイプ 1シート費用目安
マーベロン(先発品) 第3世代 約2,500〜3,000円
ファボワール(ジェネリック) 第3世代 約2,000〜2,500円
トリキュラー(先発品) 第2世代 約2,500〜3,000円
ラベルフィーユ(ジェネリック) 第2世代 約2,000〜2,500円

(添付文書情報に基づく)

保険適用の場合(1ヶ月あたり・3割負担)

LEP製剤 3割負担の薬代目安(1シート)
ルナベルLD 約1,500〜2,000円
ルナベルULD 約1,800〜2,300円
フリウェルLD(ジェネリック) 約600〜1,000円
フリウェルULD(ジェネリック) 約800〜1,200円
ヤーズ 約1,200〜1,800円
ヤーズフレックス 約1,500〜2,200円
ジェミーナ 約1,200〜1,800円
ドロエチ(ジェネリック) 約800〜1,200円

(添付文書情報に基づく)

これに加えて、保険適用の診察料(3割負担)がかかります。

保険適用の条件

月経困難症の診断が必要

保険適用でLEP製剤の処方を受けるには、医師による月経困難症の診断が必要です。以下のような症状がある場合、月経困難症と診断される可能性があります。

  • 生理痛がひどく、鎮痛薬が効かない
  • 生理中に日常生活に支障が出る
  • 生理に伴う腰痛、吐き気、下痢がある
  • 子宮内膜症が疑われる

子宮内膜症の治療

子宮内膜症と診断された場合も、LEP製剤が保険適用で処方されます。

注意点

  • 避妊目的のみでは保険適用にならない
  • 保険適用のLEP製剤と自費のOCは、成分は似ていても保険上の取り扱いが異なる
  • 保険適用の場合、処方できるピルの種類が限定される

年間コストの比較

1年間のトータルコスト目安

パターン 年間コスト目安
自費・先発品(マーベロン等) 約36,000〜48,000円
自費・ジェネリック(ファボワール等) 約30,000〜36,000円
保険適用・先発品(ヤーズ等) 約18,000〜30,000円
保険適用・ジェネリック(フリウェルLD等) 約10,000〜18,000円

(添付文書情報に基づく)

※ 診察料、検査費用を含む概算です。

費用を抑えるためのポイント

1. ジェネリック医薬品を選ぶ

ジェネリック(後発医薬品)は先発品と同じ有効成分で効果も同等ですが、価格は安くなります。ファボワール(マーベロンのジェネリック)、ラベルフィーユ(トリキュラーのジェネリック)などが該当します。

2. まとめ買い(複数シート処方)を活用する

クリニックやオンラインサービスによっては、3シート、6シートなどまとめて処方してもらうことで、1シートあたりの単価が安くなることがあります。

3. 月経困難症の症状がある場合は保険適用を相談する

「避妊もしたいけど、生理痛もひどい」という場合、月経困難症の診断がつけば保険適用のLEP製剤を処方してもらえる可能性があります。まずは医師に症状を正直に伝えましょう。

4. オンライン処方を活用する

通院にかかる交通費や時間コストを考えると、オンライン処方は間接的な費用削減になります。

5. 定期便プランを利用する

オンラインサービスの定期配送プランでは、都度購入よりも割引が適用されることがあります。

検査費用について

ピルの服用には、定期的な検査が推奨されます。

検査項目 費用目安 頻度
血液検査(血栓マーカー、肝機能等) 約3,000〜5,000円 年1回程度
子宮頸がん検診 自治体補助あり(無料〜2,000円程度) 年1回
乳がん検診(超音波) 約3,000〜5,000円 年1回
血圧測定 診察時に実施(診察料に含まれる) 毎回

(添付文書情報に基づく)

よくある質問(FAQ)

Q1. 避妊目的でも保険を使えませんか?

残念ながら、避妊目的のみでの処方には保険は適用されません。ただし、生理痛やPMSなどの症状がある場合は、治療目的として保険適用になる可能性があります。症状がある場合は医師に伝えてください。

Q2. 保険適用のピルと自費のピルで効果に違いはありますか?

避妊効果については、保険適用のLEP製剤も自費のOCも同等の効果があります。ただし、保険適用のLEP製剤はあくまで「治療目的」で処方されるものであり、添付文書上の適応症は異なります。

Q3. 月額いくらくらいが相場ですか?

自費処方の場合、ジェネリックで月額約2,500〜3,500円、先発品で月額約3,000〜4,500円程度です。保険適用の場合は、ジェネリックで月額約1,000〜1,500円程度に抑えられることもあります(添付文書情報および厚生労働省ガイドラインに基づく)。

Q4. 学生割引はありますか?

一部のオンラインサービスやクリニックでは、学生割引を提供している場合があります。具体的には各サービスにお問い合わせください。

Q5. zoey™ の費用はどのくらいですか?

zoey™ のオンライン処方の費用については、公式サイトにて最新の料金プランをご確認ください。診察料やピル代、配送料を含めた明確な料金体系でご案内しています。

まとめ

低用量ピルの費用は、処方目的やピルの種類によって大きく異なります。

  • 避妊目的: 自費で月額約2,500〜4,500円
  • 治療目的(月経困難症等): 保険適用で月額約1,000〜2,500円

費用を抑えたい場合は、ジェネリックの活用、まとめ買い、保険適用の相談が有効です。また、「費用が気になって始められない」という方は、まずはオンラインで気軽に相談してみることをおすすめします。

→ 低用量ピルについて詳しくは「低用量ピル完全ガイド」 をご覧ください。

本記事の内容は、一般的な医療情報の提供を目的としています。個別の症状や治療については、必ず医師にご相談ください。

medically reviewed by
Written by our
last updated
April 7, 2026
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