**
医師監修:金光 廣則 先生 最終更新:2026年4月
免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師の診断・治療の代わりとなるものではありません。ピルの服用を検討される方は、必ず医師にご相談ください。本記事は薬機法に基づき、特定の医薬品の効能効果を保証するものではありません。
「あ、昨日ピルを飲み忘れた!」「気づいたら2日間飲んでいなかった……」――ピルを飲んでいる方なら、一度は経験したことがあるかもしれません。
低用量ピルの効果を最大限に発揮するには、毎日同じ時間に服用することが重要です。しかし、忙しい日々の中で飲み忘れてしまうこともあります。
大切なのは、飲み忘れに気づいたときに正しく対処することです。本記事では、飲み忘れのパターン別の対処法と、避妊効果への影響について解説します。
→ 低用量ピルの基本情報については「低用量ピル完全ガイド」 をご覧ください。
状況: 飲む予定の時間から24時間以内に気づいた場合
対処法: 1. 気づいた時点ですぐに1錠を服用する 2. その日の分は通常の時間に服用する(1日に2錠飲むことになる場合もありますが問題ありません) 3. 翌日以降は通常通り服用を続ける
避妊効果への影響: - 1錠の飲み忘れ(24時間以内)であれば、避妊効果はほぼ維持されると考えられています - 追加の避妊法(コンドームなど)は基本的に不要
状況: 前回の服用から24〜48時間が経過して気づいた場合
対処法: 1. 気づいた時点ですぐに飲み忘れた分の1錠を服用する 2. その日の分は通常の時間に服用する 3. 翌日以降は通常通り服用を続ける
避妊効果への影響: - 避妊効果はやや低下する可能性があるが、多くの場合は維持される(添付文書情報および厚生労働省ガイドラインに基づく) - 心配な場合は7日間コンドームを併用する
状況: 2日以上連続で飲み忘れた場合
対処法: 1. 気づいた時点で直近の飲み忘れ分1錠をすぐに服用する(それ以前の飲み忘れ分は服用しない) 2. その日の分は通常の時間に服用する 3. 翌日以降は通常通り服用を続ける 4. 7日間は必ずコンドームなどの避妊法を併用する
避妊効果への影響: - 避妊効果が大幅に低下している可能性がある - 特に、シートの最初の週(1〜7錠目)での飲み忘れはリスクが高い
重要な注意: - シートの第1週(1〜7錠目)に2錠以上飲み忘れ、その前の休薬期間中に性交渉があった場合は、緊急避妊(アフターピル)の使用を検討してください - 必ず医師に相談してください
飲み忘れの影響は、シートのどの時期に起こったかによって異なります。
以下の状況では、緊急避妊(アフターピル)の使用を検討してください。
緊急避妊薬は、性交渉から72時間以内(一部の薬は120時間以内)に服用する必要があります(添付文書情報および厚生労働省ガイドラインに基づく)。できるだけ早く医師に相談してください。
薬が十分に吸収されていない可能性があるため、もう1錠を追加で服用してください。
24時間以上の激しい下痢がある場合、薬の吸収が不十分になる可能性があります。飲み忘れと同様の対処を行い、症状が治まってからの7日間はコンドームの併用を検討してください。
スマートフォンのアラーム機能を活用し、毎日同じ時間に通知が来るよう設定しましょう。
歯磨き、朝食後、就寝前など、毎日必ず行う行動と結びつけることで、飲み忘れを防げます。
洗面台の横、ベッドサイド、化粧ポーチの中など、毎日目にする場所に置いておきましょう。
休薬期間中もプラセボを飲むため、「毎日飲む」という習慣が途切れません。休薬後の飲み忘れ(最もリスクが高い)を防ぐのに特に効果的です。
ピルの服用を管理する専用アプリを活用するのも効果的です。飲み忘れの記録や次の服用時間の通知機能があるものもあります。
外出先や旅行先でも服用できるよう、予備のシートをバッグに入れておくと安心です。
1錠の飲み忘れだけで妊娠する可能性は非常に低いです。ただし、シートの第1週での飲み忘れや、複数錠の飲み忘れの場合はリスクが上がります。心配な場合は医師に相談してください。
1錠の飲み忘れの場合は、気づいた時点で飲み忘れた分を服用し、その日の分も通常通り服用します(1日に最大2錠)。ただし、2錠以上飲み忘れた場合、まとめて何錠も飲む必要はありません。直近の飲み忘れ分1錠を服用し、以降は通常通り続けてください。
低用量ピルは、数時間程度のズレであれば避妊効果に大きな影響はないとされています。ただし、できるだけ同じ時間に服用する習慣をつけることが推奨されます。
時差のある旅行先では、出発地の時間に合わせて服用するか、到着地の時間に合わせて徐々にずらす方法があります。24時間以上の間隔が空かないように注意してください。
はい、zoey™ のオンライン診療では、飲み忘れ時の対処法についても医師に相談いただけます。状況に応じた適切なアドバイスを受けることができます。
ピルの飲み忘れは誰にでも起こりうることです。大切なのは、慌てずに正しく対処することです。
覚えておくべきポイント:
不安な場合は、迷わず医師に相談してください。
→ 低用量ピルについて詳しくは「低用量ピル完全ガイド」 をご覧ください。
本記事の内容は、一般的な医療情報の提供を目的としています。個別の症状や治療については、必ず医師にご相談ください。
Articles featured on Zoey are for informational purposes only and should not be constituted as medical advice, diagnosis or treatment. If you have any medical questions or concerns, please talk to your healthcare provider. If you're looking for a healthcare provider, click here.