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アフターピル(緊急避妊薬)完全ガイド|入手方法と注意点 | Zoey

最終更新 2026年4月15日

アフターピル(緊急避妊薬)完全ガイド|入手方法と注意点

避妊に失敗したとき、または避妊なしで性交渉を持ってしまったとき、緊急避妊薬(アフターピル) という選択肢があります。アフターピルは、妊娠を防ぐために性行為後にできるだけ早く服用する薬です。服用するタイミングが早ければ早いほど、一般的に高い効果が期待できます。

本記事では、日本で利用可能なアフターピルの種類、服用方法、副作用、そして入手方法について詳しく解説します。なお、本記事の内容は医療上の個別アドバイスではありません。服用前には必ず医師にご相談ください。


アフターピルとは?

アフターピル(緊急避妊薬)は、性行為後に服用することで妊娠のリスクを低減するための薬です。主に排卵を遅らせるか抑制することで作用します。すでに着床した受精卵には作用しないため、妊娠を中絶する薬(人工妊娠中絶薬)とは全く異なるものです。

アフターピルを服用しても、必ずしも妊娠を防げるとは限りません。服用タイミング、体重、個人の体質などによって効果に差が生じる場合があります。


日本で利用できる緊急避妊の方法

1. レボノルゲストレル錠(ノルレボ錠)

日本で医師の処方により使用できるアフターピルは、レボノルゲストレル錠(商品名:ノルレボ錠0.75 mg)です。性行為後72時間以内に服用することが推奨されています。

  • 用法: 1回目(0.75 mg)を性行為後できるだけ早く服用し、12時間後に2回目(0.75 mg)を服用。または1.5 mgを1回で服用(医師の指示による)。
  • 要処方: 日本では医師の処方箋が必要です(薬局での一般販売は一部パイロット事業を除き実施されていません)。
  • 費用の目安: 診察料を含めて約10,000〜20,000円程度(医療機関により異なります)。

2. 2023年以降のOTC試験販売について

2023年11月、厚生労働省の決定により、条件付きで一部薬局においてアフターピルの試験的なOTC(市販)販売が開始されました。ただし、すべての薬局で購入できるわけではなく、薬剤師による対面説明が義務付けられています。詳細は各薬局にご確認ください。[^1]

3. 銅製子宮内避妊具(銅IUD)

銅IUDは、性行為後5日以内に婦人科医が子宮内に挿入することで、99%以上の高い緊急避妊効果が期待できます。[^2] 挿入後もそのまま継続的な避妊法として使用可能です(最長10年程度)。費用は挿入費用を含め数万円程度が目安です。

注記: ウリプリスタル酢酸塩(ulipristal acetate、海外製品名:ellaOne)は、欧米で承認されている緊急避妊薬ですが、2024年時点において日本では未承認です。未承認薬の個人輸入は可能な場合がありますが、安全性・品質の保証がなく、医師への相談なしでの使用はお勧めできません。


服用タイミングと期待される効果

アフターピルの効果は、服用するタイミングによって大きく異なる可能性があります。

性行為後の経過時間期待される効果(目安)
24時間以内比較的高い効果が期待できる
24〜48時間一定の効果が期待できる
48〜72時間効果は低下するが服用の意義はある
72時間超承認用法の範囲外(医師にご相談ください)

※上記は参考値であり、個人差があります。効果を保証するものではありません。

体重の影響について: 体重が重い方(特に70 kg以上)は、レボノルゲストレル錠の効果が低下する可能性があります。[^3] 該当する方は、医師に銅IUDの選択肢についてご相談ください。


日本でのアフターピル入手方法

産婦人科・婦人科クリニック

最も確実な方法は、産婦人科または婦人科クリニックへの受診です。医師が診察を行い、処方箋を発行します。夜間・休日の受診が難しい場合は、事前に受入れ可能な医療機関をご確認ください。

救急外来・夜間診療

夜間・休日でも、救急外来や夜間対応のクリニックで対応してもらえる場合があります。

オンライン診療(緊急避妊薬のオンライン処方)

オンライン診療を利用すれば、自宅にいながらスマートフォンやPCで医師に相談し、処方箋を取得することができます。薬局での受け取り、または自宅への配送(調剤薬局との連携による)が可能なサービスもあります。

なお、Zoeyのアフターピルは近日公開予定です。アフターピルのページから、公開時にお知らせを受け取れます。


服用方法

ノルレボ錠(レボノルゲストレル)の場合:
- 1回目(0.75 mg)を性行為後できるだけ早く服用
- 12時間後に2回目(0.75 mg)を服用
- または医師の指示のもと、1.5 mgを1回で服用

重要: 服用後3時間以内に嘔吐した場合は、医師または薬剤師に連絡し、再服用の必要性を確認してください。


よくある副作用

アフターピル服用後に見られる主な副作用は以下の通りです。多くは数日以内に自然に改善します。

  • 吐き気・嘔吐(最も多い副作用)
  • 頭痛
  • 乳房の張り・不快感
  • 不正出血・点状出血
  • 倦怠感・めまい
  • 次回月経の遅れまたは早まり

次回月経が1週間以上遅れる場合、または妊娠の兆候がある場合は、市販の妊娠検査薬で確認するか、医療機関を受診してください。


アフターピルに関する注意事項

性感染症(STI)の予防効果はありません: アフターピルは妊娠のリスクを下げるための薬であり、HIV・クラミジア・梅毒などの性感染症を予防する効果はありません。性感染症のリスクが心配な場合は、性感染症専門クリニックや保健所での検査をご検討ください。

HIVのリスクがある場合: HIV感染リスクがあると思われる場合は、暴露後予防(PEP)という選択肢もあります。PEPは暴露後72時間以内に開始する必要があり、医療機関での処方が必要です。

継続的な避妊方法を検討してください: アフターピルは緊急時の対処法であり、日常的な避妊方法として推奨されるものではありません。毎日飲む低用量ピル、子宮内避妊具(IUD)、皮下インプラントなど、より安定した避妊法についても医師にご相談ください。


よくある質問(Q&A)

アフターピルは日本でどこで買えますか?
日本ではアフターピル(ノルレボ錠)は原則として医師の処方が必要です。産婦人科・婦人科クリニック、またはオンライン診療での処方取得が一般的です。2023年より一部薬局での試験的なOTC販売が開始されましたが、全国的な一般販売は現時点では行われていません。

アフターピルは何時間以内に飲めばいいですか?
ノルレボ錠は性行為後72時間以内に服用することが承認された用法です。ただし、早ければ早いほど高い効果が期待できます。72時間を超えた場合も、医師に相談することをお勧めします。

アフターピルを飲んだ後、次の生理はいつ来ますか?
アフターピルの服用後、次回月経は予定より早くなる場合や、遅くなる場合があります。1週間以上の遅れがある場合や、妊娠の可能性が気になる場合は、妊娠検査薬を使用するか、医師に相談してください。

アフターピルは何度でも飲めますか?
医学的には複数回の使用が特に禁忌とされているわけではありませんが、アフターピルは緊急時の対処法として設計されており、定期的な避妊には適していません。繰り返し必要と感じる場合は、日常的な避妊法について医師と相談することをお勧めします。

授乳中でもアフターピルを飲めますか?
レボノルゲストレルは母乳中への移行量が少ないとされていますが、服用後一定時間は授乳を避けるよう推奨される場合があります。授乳中の使用については、必ず医師に確認してください。

オンライン診療でアフターピルを処方してもらえますか?
はい、日本の医療機関によるオンライン診療でアフターピルの処方を受けることができます。対面受診が困難な場合や、緊急性が高い場合に特に有用です。


まとめ

アフターピルは、性行為後の緊急避妊手段として有効な選択肢のひとつです。服用はできる限り早いタイミングが重要であり、72時間を目安に行動することをお勧めします。ただし、効果には個人差があり、必ずしも妊娠を防げるとは保証できません。

アフターピルが必要な場合は、上記の入手方法を参考に、医師や薬剤師にご相談ください。Zoeyのアフターピルは近日公開予定です。アフターピルのページから、公開時にお知らせを受け取れます。


参考文献・引用

[^1]: 厚生労働省. (2023). 「緊急避妊薬の薬局での試験的な販売に関する検討について」. 厚生労働省医薬・生活衛生局. https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27096.html
[^2]: Cleland K, et al. (2012). The efficacy of intrauterine devices for emergency contraception: a systematic review of 35 years of experience. Human Reproduction, 27(7), 1994–2000. https://doi.org/10.1093/humrep/des140
[^3]: Glasier A, et al. (2011). Can we identify women at risk of pregnancy despite using emergency contraception? Data from randomized trials of ulipristal acetate and levonorgestrel. Contraception, 84(4), 363–367. https://doi.org/10.1016/j.contraception.2011.02.009
[^4]: World Health Organization. (2021). Emergency contraception: Fact sheet. WHO. https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/emergency-contraception
[^5]: 日本産科婦人科学会. (2023). 緊急避妊に関するガイドライン. 日本産科婦人科学会. https://www.jsog.or.jp/

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療アドバイスではありません。アフターピルの服用にあたっては、必ず医師にご相談ください。

本記事は医薬品医療機器等法(薬機法)を遵守し、未承認薬の推奨、効果・効能の断定的表現、および虚偽・誇大広告に相当する内容を含みません。

ご注意

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的な助言ではありません。Zoeyの診療は自由診療(公的医療保険適用外)です。お薬の承認状況は自由診療に関する表記をご確認ください。