アフターピル

アフターピル(緊急避妊薬)オンライン処方|種類・時効・入手方法

最終更新 2026年4月20日

低用量ピル(避妊)の詳細については、完全ガイドをご覧ください。

アフターピル(緊急避妊薬)オンライン処方|種類・時効・入手方法

はじめに

避妊に失敗したとき、コンドームが破れたとき、あるいは予期せぬ事態が起きたとき——そのような状況で「どうすればいいか」をすぐに調べることは、非常に重要な行動です。

アフターピル(緊急避妊薬)は、性交後に服用することで妊娠リスクを低下させる可能性がある処方薬です。日本では2023年以降、一定の条件のもとでオンライン診療によるアフターピルの処方が認められるようになりました。

この記事では、日本で利用可能なアフターピルの種類、服用時効、副作用の可能性、そして処方の受け方(オンライン診療を含む)についてわかりやすく解説します。


アフターピルとは?

アフターピル(緊急避妊薬)は、性交後に服用する処方薬で、主に排卵を遅らせたり抑制したりすることで、妊娠の可能性を低下させるとされています。

重要なポイント: - アフターピルは「緊急避妊」のための薬であり、「中絶薬(経口中絶薬)」とは異なります - 既に着床した妊娠を終了させる作用はないとされています - 処方薬であるため、医師の診察と処方が必要です - 早ければ早いほど、妊娠リスクを低下させる効果が期待できます


日本で処方できるアフターピルの種類

1. レボノルゲストレル製剤(LNG)——72時間以内が目安

レボノルゲストレルは合成黄体ホルモンの一種で、世界的に長年使用されてきた緊急避妊薬の有効成分です。日本では医師の処方のもとで使用されています。

主な作用(とされているもの): 主として排卵を遅延・抑制することで、妊娠リスクを低下させる可能性があるとされています。子宮頸管粘液にも影響を与える可能性があります。

服用時効の目安: - 性交後72時間(3日間)以内の服用が推奨されています - 最大で120時間(5日間)以内まで服用可能とされていますが、時間が経つほど期待される効果は低下します

服用後に生じる可能性のある副作用: 吐き気・頭痛・倦怠感・不正出血・乳房の張り感など。多くの場合、数日以内に軽快するとされています。

体重に関する注意: 体重が75kgを超える場合、一部の研究においてレボノルゲストレルの効果が低下する可能性が報告されています(Glasier et al., Lancet, 2010)。詳細は医師にご相談ください。


2. ウリプリスタル酢酸塩製剤(UPA)——120時間以内が目安

ウリプリスタル酢酸塩(製品例:ella/ellaOne)は選択的黄体ホルモン受容体調節薬で、より長い時間窓での使用が可能とされる緊急避妊薬です。日本国内での扱いについては医師にご確認ください。

主な作用(とされているもの): LHサージ(排卵を引き起こすホルモン分泌)が始まった後でも排卵を遅らせる可能性があるとされており、性交後の経過時間が長い場合にも一定の選択肢となり得ます。

服用時効の目安: - 性交後120時間(5日間)以内を目安に服用するとされています - 72時間以降でもレボノルゲストレルより比較的一貫した作用が期待できる可能性があるとされています(Glasier et al., Lancet, 2010)

服用後に生じる可能性のある副作用: 頭痛・吐き気・腹痛・めまい・月経不順など。

注意事項: - 他のホルモン系避妊薬との併用については医師にご相談ください - 服用後7日間は追加の避妊手段(コンドームなど)の使用が推奨されることがあります


服用時効:時間が早いほど重要

性交後の経過時間LNG(レボノルゲストレル)UPA(ウリプリスタル酢酸塩)
24時間以内最も早期の服用推奨同様
24〜48時間推奨範囲内推奨範囲内
48〜72時間効果の低下が見られる可能性LNGより有利とされる
72〜120時間大幅な効果低下の可能性一定の範囲内とされる

どちらの薬も100%の妊娠防止を保証するものではありません。服用後、月経が7日以上遅れた場合は、妊娠検査薬での確認をお勧めします。


日本でアフターピルを入手する方法

方法①:産婦人科・婦人科クリニックへの受診

婦人科や産婦人科を標榜する医療機関で診察を受け、医師が適切と判断した場合に処方を受けることができます。

方法②:オンライン診療(テレヘルス)

2023年、日本の厚生労働省はアフターピルのオンライン診療による処方を条件付きで認める方針を示しました(一部地域・実施機関に限る場合あり)。オンライン診療を利用することで、自宅にいながら医師の診察を受け、処方を取得できる可能性があります。

Zoeyのアフターピルについて: 近日公開予定です。アフターピルのページから、公開時にお知らせを受け取れます。


日本の法規制について

アフターピルは日本において医療用医薬品(処方薬)に分類されており、医師の処方なしに入手・使用することはできません。

薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、処方薬の販売・譲渡には処方箋が必要です。インターネット上での無処方販売は違法となります。

市販薬(OTC)としての販売: 2024年時点において、アフターピルは日本においてOTC(市販薬)としての販売は実施されていません。医師の診察・処方を通じて入手してください。


服用後の注意点

  • 次の月経が早まる・遅れることがあります(個人差あり)
  • 不正出血が起こる可能性がありますが、通常は自然に治まるとされています
  • 月経が7日以上遅れた場合は、妊娠検査薬を使用してください
  • 陽性の場合は、速やかに医療機関を受診してください

アフターピルは性感染症を予防しません

アフターピルは妊娠リスクの低下を目的とした薬であり、性感染症(クラミジア・淋病・HIV等)の予防効果はありません。性感染症のリスクが心配な場合は、別途STI検査についても医師にご相談ください。


長期的な避妊方法について

アフターピルは「緊急時の選択肢」であり、定期的な避妊手段としての使用は推奨されていません。日常的な避妊には、より信頼性の高い方法を選ぶことをお勧めします。

Zoeyでは以下の避妊法についても医師へのご相談が可能です(※提供内容は診察状況により異なります): - 低用量ピル(経口避妊薬) - ミニピル(プロゲスチン単剤ピル) - IUD(子宮内避妊器具) - その他の避妊法

👉 避妊相談はZoeyのオンライン診療へ — zoey.jp


よくある質問(FAQ)


まとめ

  • 日本で利用できるアフターピルには主にレボノルゲストレル製剤(72時間目安)とウリプリスタル酢酸塩製剤(120時間目安)があります
  • いずれも処方薬であり、医師の診察・処方が必要です
  • 早い服用ほど妊娠リスクを低下させる効果が期待できます
  • Zoey(zoey.jp)のアフターピルは近日公開予定です
  • アフターピルは緊急避妊のための手段であり、定期的な避妊法の代替にはなりません

Zoeyのアフターピル(近日公開予定): 👉 公開時にお知らせを受け取る


参考文献・情報源: - Glasier A et al. "Ulipristal acetate versus levonorgestrel for emergency contraception: a randomised non-inferiority trial and meta-analysis." Lancet. 2010;375(9714):555–562. - Gemzell-Danielsson K et al. "Emergency contraception — mechanisms of action." Contraception. 2013;87(3):300–308. - 世界保健機関(WHO). "Emergency contraception." Fact Sheet. 2021. who.int - 厚生労働省. オンライン診療の適切な実施に関する指針. mhlw.go.jp - 日本産科婦人科学会. 緊急避妊に関する情報. jsog.or.jp - Faculty of Sexual and Reproductive Healthcare (FSRH). "Emergency Contraception Clinical Guideline." 2020.


本記事は医療情報の提供を目的としており、特定の医薬品の効能・効果を保証するものではありません。個別の健康状態に応じた判断は、必ず医師の診察を受けた上で行ってください。

ご注意

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的な助言ではありません。Zoeyの診療は自由診療(公的医療保険適用外)です。お薬の承認状況は自由診療に関する表記をご確認ください。